婚活を始めようとする人にお話しすることが、「結婚すれば幸せになるとは限りませんよ」という現実です（苦笑）
日本は婚姻制度などにより、まだまだ「結婚≒出産」のイメージが大きく、少子化問題の観点からも積極的に出会いを推奨すべきなのでしょう。
しかし、熟年離婚や結婚後1年未満のスピード離婚も増えている現状を考えると、目先のラブラブ期の幸せはもちろんですが、むしろ10年後、30年後の幸せを見据えた出会いをしてほしいと願うのです。
コロナや震災などの影響で、「一人だと寂しくて不安だから・・」「孤独死が怖いから・・」などの理由で婚活を始める人もいますが、ボディーガードや介護をしてくれる人を求めるわけではありません。
また、めでたく素敵なパートナーと出会えたとしても、人間には必ず寿命があるので、誰もがいつかは一人になる覚悟も必要です。
それに、最初は好きな気持ちが溢れていても、付き合っていくうちに欠点が気になるようになり、やがて一緒にいる時間や会話が苦痛になるようになってしまい、一人でいるよりむしろ二人でいる方が孤独を大きく感じる場合もあります。
パートナーと幸せをつかむ人は、そもそも一人でも幸せをつかめる人だと思います。相手に幸せにしてもらうという発想でなく、まず自分一人の生き方を充実させ、そのうえで二人で一緒に幸せを築いていけると、「１＋１」が２以上に膨れ上がっていきます。
婚活では相手にいろいろな条件を求めがちですが、自分も同じように求められています。
「もし自分が異性だったら、自分みたいな人を選びたいな♪」と思えたら、素敵な出会いがすぐそこまで訪れている可能性大です。
相手に求める条件も大切ですが、あとで「こんなはずじゃなかった💦」とならないためにも、まずは幸せになるための覚悟を持ってほしいと思うのです。
