東日本大震災から今日でちょうど10年。
今でも4万人以上の人が避難していることなど踏まえ、決して「10年ひと昔」にしてはいけないことを改めて肝に銘じたいと思います。
10年前、結婚の報告に来てくれた彼女と幸せいっぱいの会話をしていた時でした。
ビル3階の大きな揺れと尋常でない気配を感じた瞬間、彼女はテーブルの下に素早く潜り込み、私の心配をもしてくれました。
普段は物静かでおっとりしている彼女なだけに、いざという時の優しさと頼りがい、そして逞しさを感じた瞬間でした。まさに、女も惚れる女!って感じがしました(笑)
ちなみにその彼女は、当時何回もお見合いを繰り返しているうちに、どのような人が自分に合うのかわからなくなり、いわゆる婚活疲れになってしまった末、最終的に旦那様に選んだ人は当初の条件とはかなり違うタイプの男性でした。
自分の望むライフスタイルや夢を考えた際に、どんな未来を一緒に築いていきたいかを精査していくと、相手に何を求めたいのか、また求める必要のない条件などがみえてきます。
そして10年経った今でも、「よくケンカもするけど、結果オーライで大当たりのダンナです(苦笑)」と、照れ笑いしながら話す彼女を微笑ましく思えます。
婚活で相手に求める条件の上位に、男女とも「優しい人」が挙げられますが、本当の優しさやその人の本質を見極めるポイントの一つは、まさに緊急事態の時の対応です。
東日本大震災のあと、一人を不安に感じたり、誰かと寄り添いたいと思う傾向が強くなったことから、結婚相談所の登録者をはじめ婚活を希望する人が一気に増加しました。しかし、その反面で離婚も増加していた事実も見過ごせません・・・。
自分にゆとりがなく、気持ちに余裕がない時こそ、その人の素がでやすく真の優しさや強さが試されます。
ただし、交際中に「いざ」という場面に遭遇することはなかなかないので、結婚相手の判断基準に当てはめることは難しいのが現実です。
あなたが選ぶパートナーは、「いざ」という時あなたにどのように接してくれるでしょうか?
そして反対に、あなたもパートナーにどのように接するでしょうか?
もしかしたら、婚活のヒントはその延長線上にあるかもしれませんね。